大槌川に架かる 橋の世界


今日はのらりくらり。
大槌川沿いの県道26号を土坂峠へ向かうと、
「橋」がいくつもあるんです。


きっと「だからなんだ?」と思われるでしょうが、
私には「橋」を見つけると渡ってみたくなる習性があり、
橋を見つけるたびに渡っていたら、
ついつい時間がかかってしまい、
土坂峠に辿り着くのが遅くなってしまいました。


「橋」は何らかの障害を越えて、「みち」のたぐいを通す構築物。

「橋」には「対岸へ渡す」用途があり、

本来は渡れない場所へ渡してくれる、少なからず夢の架け橋になっているのです。


本来、川は川岸からしか見ることが出来ません。


ですが、橋があるから、川を真上から見たことがあるのです。


大抵は橋の建設に関わっていない為に、橋があるのが当たり前という感覚ですし、
橋の役割というものを考えたりすることもありません。


しかし、橋がもたらす生活利便というものは多大です。


川から眺める景色


橋を渡った先の景色


詳しい人なら、「橋」の構造にも目が行くでしょう


橋は、何らかの必要性があって建てられるもので、
橋を渡すことで、どんな生活利便が発生しているのか、
そういう視点で橋を渡った先の景色を眺めるのも
私にとってはひとつの楽しみになっています



こちらは欄干が錆びたガードレールを用いている「平田橋」。
雑な造りに思えますが、それでも昔はガードレールさえなかったのではないでしょうか。



梅雨の影響で昨日まで連日雨だったせいか、
川の水嵩が増しています。
橋の上に立つと、川の流れの勢いを感じられます。



続いては、渡った先に民家がある「対間橋」。
ここは何らかの水管のようなものも一緒に渡してあるようでした。



川岸に沿って木々が生い茂っているから、
県道を走っていては、川の様子がなかなか覗けません。



川を住処とする野鳥が行ったり来たりしてる姿を見れるのも、
橋の上だから。



そしてこちらは牛を飼っている農家さんのお宅へ続く「戸保野橋」。



橋を渡ると牛の放牧風景が眺められます。



続いては、脇道へ入った茂みから見えた橋「馬場野橋」。




恐らく名前の由来から調べていけば、「馬」と関係のある何らかの
歴史が出てきそうな感じもします。


茂みをくぐって、橋を渡らなければ見られなかった
農家さんの田んぼが広がっていました。



大槌市街から土坂峠へ辿る県道26号沿いにある
大槌川は豊富な水資源を示していて、
その恩恵に授かるように一面の田んぼの光景が続いていて、
そこに暮らす人々の生活路として
幾つもの橋が渡してありました。



私のような「橋」を好きな人はあまりいないかと思いますが、
ぜひ機会があれば、橋を見かけた際は
渡って見てはいかがでしょうか。
きっと何らかの発見があるに違いありません。


※ おたまじゃくし