漁師への道
日の出がキラキラと反射する波の光の中を
何隻かの船が沖の漁から帰ってくれば、写真家が撮りそうな結構な写真になるのにな
そう思いながら、両石港に降りて、
漁師さんに声を掛けたら、
土日は漁が休みなんだとか。
それでも何か作業をされていたので、
「今は何をされてらっしゃるんですか?」
と伺ったら、わかめの種付け作業だとか。
大きな樽の中で、わかめが発生する「仕掛けの網」のようなものと「めかぶ」が「海水」と一緒に浸されていました。
1日ほど放っておくと、めかぶの種が仕掛けに付着するので、それを沖へ持って行き、
10月ぐらいまで10メートルぐらいの深さで育てるんだとか。
そして10月以降に雑草取りのようなことをしつつ、ミネラルの多いところの深さで育て、
3月に新わかめを収穫するんだとか。
いやぁ、私もなんとなく「わかめ漁」を学んでしまいました。
ちなみに
私もペーパー船長ではあるので、
「私みたいな船酔いするズブの素人が漁師さんになれる可能性はありませんか」
と尋ねてみたところ、
※あくまでも、盛って、お話なさってくれたんだとは思いますが
「船酔いは慣れるから大丈夫だよ」
「船酔いで沖まで行くのが難しいなら、この湾内でナマコを採ればいいよ」
「漁師は人が足りないからな。」
と親切に答えてくださった。
この両石湾も震災前は80人ぐらいの漁師さんがいらっしゃったんだとか。
それが今では20人ほど。
大きな要因は高齢化と廃業なんだとか。
「俺が紹介してやるか? 釣り船でもやりゃいいだろ」
冗談交じりにお話ししてくれました。
やったね!
1隻の釣り船が釣り客を乗せ、沖へ出て行った。
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