街の侘び錆びと紅葉狩り
ぐずついた空模様でたぶん紅葉もあまり色鮮やかに映えないな、
と思ったので、仙人峠の俯瞰写真は止めて、
「鉱山社宅跡地」に足を運んでみました。
きっとこの写真をご覧になられた遠方の方は「きれいな川」という感想を持っていただけるのかも知れませんが、鉱山が盛んだったころは砕石の際に含まれる成分が流され、いつも茶色かったり、緑色だったりしたと言います。
今では済んだ有数の美しい川となり、魚の養殖も行われています。
加美野橋からの眺めは、どこを切り取っても美しく撮影出来ます。
川に落ちないように設置された鉄のガード柵も時代の移り変わりの中で、
ぐんにゃりと曲がり、用をなさなくなっています。
ここは川べりの落葉もきれいだったり、イチョウ並木があったり、
鉄道があったり、何より、「栄枯盛衰」と言うべきか、
季節の移り変わりにも似た我が町が栄えた頃の礎を築いた「鉱山」があった場所、
その侘び錆びのような面影も画面に映し込める、
私の紅葉おすすめスポットになっています。
鉱山跡地
鉱山事務所前の砕石運搬車
昭和14年ころの写真です。
今なお残る赤レンガの建物。
こちらは鉱業所病院の跡地だそうです。
こちらは20数年前までは、建物が残っていて、
我が町の歴史を知らない私は、初めて見た時、時代をタイムスリップしたかのような光景に
「随分と風情のある家がこんなところにあるもんだなぁ」と思ったものでした。
未来少年コナンにも描かれそうな場所です。
ぜひ、一度、紅葉写真を撮影に足を運んでみてはいかがでしょうか?
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