絶景を覗く メガネ橋

この「めがね橋」を通るのは SL銀河 ではありません。
通るのは、「水路」です。



アユ・ヤマメ・イワナの宝庫として知られる気仙川。
住田町両向地区には、その気仙川の両岸をつなぐ、一本のアーチ橋が架かっている。


通称「葉山めがね橋」だ。



昭和6年水田を潤す灌がい用水を通す橋として、住民らが資金を出し合い架橋、
欄干に、水路が通る水路橋(すいろきょう)だ


※橋の欄干を通る水路


今なお、約22haの水田を潤し続ける現役の水路として、その役目を果たしています。


正式名称は「葉山橋」
水の透明度岩肌が織りなす光景を含め景勝地となっている場所だ。


※川底が見える澄んだ水


鉄筋コンクリート製、全長31.3m、高さ12.5m


上記内容は、のちのち調べてわかった詳細で、
私は、たまたま国道340号を走っていて、目に入ったので、車を止めて撮影したものです。


紅葉の終わりで、時期こそ悪かったですが、
写真の下手な私でも、絶好のポイントで撮影できるように、
川べりまで下る階段があったり、
缶ジュースでも買ってきて、そこでひと休みできそうな東屋があったり、
なんだか至れりつくせり。




長い時間をかけて水の流れで削られてできた独特な岩肌の形状や
川のせせらぎ、「義経北行伝説」のルートとされている歴史など、
魅力がいっぱいのスポットです。


たぶん、新緑の初夏紅葉の盛んな秋、そして霧のかかった日など
たぶん絶景と言わんばかりの写真が撮れるに違いありません。



そして、夏の夜にはライトアップもされたりしてるんだとか。



たぶん、霧のかかった早朝に、ふとカメラを構えていると、
めがね橋の向こうに親子の鹿なんかがいたりすると
幻想的で、写真で賞をもらえたりするんでしょうね。


ぜひ、皆さんも一度、訪ねてみてはいかがでしょうか。



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<注意点>
岩場が滑る可能性があります。滑って川に落ちないように、ご注意を。
そして、この「めがね橋」には、SL銀河はやってきません。


<補足>
この「葉山めがね橋」は欄干を水路が通る水路橋ですが、水の通る管からなるものは水管橋(すいかんきょう)と言うそうです。