防災無線「行方不明者情報提供のお願い」で思い出す

腰痛も少し落ち着いてきたので
今日は、夕方から久しぶりのジョギングをしました。



すると、ジョギング中、市内の防災無線
警察署が「行方不明者に関する情報提供のお願い」をしていました。



どうやら、高齢女性の行方不明らしい。
高齢化が激しい田舎町なので、よくあること。


影ながら、無事に発見されることを願った


ところで、もう数年前の話になりますが、夏の昼時間ぐらいだったと思います。
同じように防災無線で「高齢者の行方不明に関する情報提供のお願い
がありました。


特長はざっくりと「高齢女性でグレーの上着を着て、杖をついている」でした。


車で家に向かう途中、
そういう特徴の高齢女性を偶然に発見した。


その時、私は、突然声を掛けて、高齢女性が怯えたりしたら、
事が良くない方向に進むような気がしたので、
その高齢女性を目で追いながら、すぐに110番へ通報した。


すると、電話口の警察署員は、肝心な発見場所や高齢女性の特徴を聞くことなく、
「あなたの名前は? 年齢は? 住所は?」と聞いてきたので、イライラもしたし、
どこか格好をつけたい部分もあったので、
名乗るほどの者ではありません。」と伝えた。


そして何より、「私の名前なんかより、その高齢女性を早く保護すべきではないか?」
と思ったから、その「高齢女性の特徴」と「今いる場所」を伝えた。


すると、その電話してる最中に、
再び防災無線が鳴って、
「行方不明の高齢女性が無事見つかりました。」
と言っていた。


私は早合点して、
「随分と警察も手際がいいな。電話して、すぐに防災無線で報告するなんて。」
と思っていたが、すぐに私も状況が飲め、自分の顔がカッと赤くなるのがわかった。


防災無線は「行方不明者は、10分程前に見つかりました。」と言っていた。


私が電話し始めたのは、2分程前。


私の通報は単なる人違い


冷静に考えれば、
この高齢化が激しい町で
「グレーのコートを着た、杖を突いた年寄り」など
そこらじゅうにいるではないか。


電話口の警察署員は
「ご協力ありがとうございました。」
と言った時、
私はつくづく、名乗らなくて良かったな、と思った。


以上、今日の防災無線「高齢者の行方不明に関する情報提供のお願い」に際して、
思い出した話でした。



尚、今日の行方不明者は無事に発見されたということでした。


めでたし、めでたし。