死んで、なお役目を終えない、枯れた木
冬枯れでもないのに、枝には葉一枚も無く、枯れてしまった木。
いわば、死んでしまった木。
何の木なのか、私にはわからない。
葉が付いていたり、実でもなっていれば、わかるのかも知れませんが、
樹皮での判断はちょっと難しく、わかりません。
桜であれば、死にそうになると、根本あたりから、ひこ生えが出てきたりするのですが、
これはもう、なのか、そんな気配もなく。
キノコというと食材としての「松茸」「なめこ」とか、もしくは食べると死に至る「毒キノコ」という取り上げられ方がされますが、キノコの役目はこのように、枯れた木を分解し、土に戻すという働きがあります。
樹皮にはびっしりと、名前の知れないキノコが。
死んでしまった木は、これで役目を終えるのではなく、キノコによって分解され、生きる木々を育む土の肥やしとなり、木々に入り込み、根から、幹へ、枝葉へ、そして花を咲かす力となるのかも。
枯れた木に、自然の循環の姿を見ました。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。