O.ヘンリー「最後の一葉」と成人式
隣町のスーパーで買い物していたら、
金色やピンク色のスーツにサングラスという いでたちの男子たちが
視線を浴びるのを気持ちよさそうに歩いていたので、
「あぁ、今日は連休だから、スーパーの踊り場に売れない演歌グループが巡業でいらっしゃってたんだなぁ。」
と思っていたら、勘違いで
今日は成人式だったんですね。
「同じ歳の時、成人式は経験できなかったけれど、もう30年以上も前なんだなぁ。」
時の早さを感じ、「今じゃ、夢も希望もないなぁ。」と
車内から侘しくフロントガラスの向こうを見上げたら、
冬枯れした木に一枚の葉が残っている。
これは、まさしくO.ヘンリーの”最後の一葉”ではないか。
私は「いちるの望みが残っている、という神の啓示かも知れない。」
と近づいて見たところ、
使い捨てられたマスクだった。
私は「いやいや、ぜんぜん、別に、最初から希望なんて持っていませんから。」
と強がって見せた。
See you next time.
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