山野の鳥撮影会とフィールドサイン散策


ナカヅマ野鳥倶楽部が主催する「山野の鳥撮影会」が
5日、福祉の森で開かれました。



雪の残るこの時期は、ツキノワグマは冬眠中とあり、ひとりでも
安心して散策出来ます。


また高速道路が出来たことにより、


この福祉の森が国道沿いの住宅地から寸断されたようになった為に、以前より訪れる人が減る一方で、自然らしさが一段と増した感じがあります。




今は、木々は冬枯れ、地面には雪という静寂が作られ、
そこでは山の鳥たちのさえずりのみが聞こえる、
という絶好の癒し空間が生まれていました。


それでも、私のカメラ技術で撮影出来たのは、コレ一枚。



20メートルほど離れた場所にいっぱいいた
恐らく、「シジュウカラ」です。


またお腹がキャメル色した小さな「ヤマガラ」も大発生してるかのようでしたが、
さすが、山の小鳥たち。


私のような人間とは、しっかりと距離を置いて、決して撮影させてはくれません。


この他、私の肉眼で幸せの青い鳥「ヒヨドリ」「スズメ」「カラス」の
5種類を確認しました。


<今日のフィールドサイン>
雪解けした地面では、3種類の動物のフンを確認。
恐らくはこちらはよくみる「ホンシュウジカ」の糞。



そしてこちらは、それよりもちょっとラグビーボール状になった感じ。
「ニホンカモシカ」の糞。



そして、こちらはたぶんイノシシの糞だと思いますが、



イノシシがいるとなると少し騒ぎになるので、
ツキノワグマの糞が雪解けして出てきたという予想にします。


※カモシカとホンシュウジカの糞は、逆の判断になるかも知れません。
本格的に調べる人は、糞を潰したりして、中にどんな葉が混ざっているか等を
調べて、「お前の判断は間違ってる、いや、私の判断のほうが確かだ」と言って、
口論になったりもするそうですが、動物のフンで「なにもそこまでしなくても」と思ったりもします。


<福祉の森の思い出>


ちょうどこの写真の場所を散策していて、ふと思い出しました。


そう言えば、確か、小学生の時に、ここに遠足に来て、
川の水を汲んで、豚汁を作った憶えがあります。



川岸の少し広場になってるところまで降りると、
焚火用に木々の枝が集められていたり、
火を焚いて鍋をのっける為のブロックなんかがありました。


悪い同級生たちが上流でおしっこをしていたのを覚えています。


エゾシカ


今でもここで同じような光景が繰り広げられていたりするんですね。


<終わりに>
雪残る福祉の森ですが、椿や梅は蕾を膨らまし、
温かくなれば、今にも咲きそうな、春の到来の準備が整っているようでした。


梅のつぼみは丸く膨らみ


椿の蕾は赤く色づいていました。