出た'80年代! オールフルーツ

・・・あの頃には帰れない。



今日のお昼に訪れたのは、昭和から続く喫茶店。



注文したのは、ナポリタン。


けど、本当の目的はナポリタンでもなければ、
エビピラフでもない、ましてや赤い缶詰チェリーが付いたクリームソーダでもない。


1980年代から90年代に全国の喫茶店で流行ったテーブル型スロット、
正式名称「Luckyエイトライン」


その頃はゲームの名前も知らずに「スロット」とか「ビッグスモール」とか呼んでいたもの。



あまり真面目ではない学生なんかがこぞってお金を無駄遣いしたゲームでした。



縦・横・斜めに同じ果物が並べば、点数獲得。
画面いっぱいにフルーツが並べば「オールフルーツ」で100点。



お金にしたら、1000円の価値。


これをダブルアップ画面で、次に出てくるカードが上か下かを当てれば、
点数を倍に出来るので、勇気ある者は勝負をした。
しかし、ハズレれば、点数を失うというルール。



だから、みんな熱くなり
「ビッグだ!いやいや、絶対にスモールだ!」と
大騒ぎ。



たいていは、当たっても2・3回までで、欲を出したら、財布をスッカラカン、
なんて苦い思い出を持つ人も多いはず。



しかし、ご覧頂いている画像はネット検索して拝借したもの。


残念ながら、お店にはもう、そのゲームはありませんでした。




昭和モダンな椅子で、懐かしいナポリタンを食べ終え、
お会計の際にお店の方に伺ったところ。


「もう、誰もやらないから、もう、何年も前になくしちゃった。」
という回答でした。


ああ、久々にオールフルーツ出して、


「すみませんっ!チェックぅ」


と言いたかったんだけどなぁ。